<千葉大>60代教授パソコン紛失 個人情報2254人分も
毎日新聞 2012年10月17日(水)21時25分配信
千葉大は17日、大学院工学研究科の60代の男性教授が、00年度以降の工学部の学生の成績や、今年度に同研究科を受験した院試の合否結果など計2254人分の個人情報が入ったパソコンを紛失したと発表した。同大によると、教授は先月28日、海外出張帰りにフランスで航空機を乗り継ぐ際、座席に置き忘れたという。すぐに航空会社に問い合わせたが発見されなかった。
同大の内規では、採点などに際し、個人情報の一時的な持ち出しは許可しているが、同大は「今回のような長時間の持ち出しは明らかな規定違反」とし、教授を処分する方針。教授は持ち出し理由について「学生に授業成績を聞かれた時に答えるのに便利だった」と話しているという。
これまでに個人情報の悪用などの被害は確認されていない。同大は学生らに謝罪文を送付する。【斎川瞳】